手作りのおっぱいと映画「Mayu -ココロの星-」 [日常と映画]
11月12日
遠足の後大急ぎで帰ってきた。
もし、渋滞になったら映画会に遅れてしまうから。
映画「Mayu -ココロの星-」の映画会が地元で開催された。
某地方TV局が映画会を共催していて県内各地でこの映画の企画されて、この秋CMが流れている。
今回この企画は市の保健推進員協議会とか生活改善推進連絡協議会とか商工会議所女性部などで上映実行委員会を作ってこの日をむかえたようだ。
やはり映画の内容も相まって殆どが観客の女性。付き添いの男性がちらほら程度だった。
お話は、主人公のMayuが21才で突然乳がんになってしまいます。
病気と向き合いことが主軸になっていますが
大切な家族、恋人、友達が関わり、本当の自分との対峙
生きることの意味いろんな事が詰まっています。
21才、光り輝く中にいるときに
「9割の確率で悪性です」と言われてたら…。
機会があったら是非見てください。
原作があります。大原まゆ「おっぱいの詩」(講談社刊)
☆☆☆3.6
映画は2007年に作られたそうですがまだサイトが残っていました。
「Mayu -ココロの星-」
上映が、上記の団体が主催ですから映画の前に少し
マンモグラフィの検診の推奨や自分で出来る触診のお話もありました。
18人に1人の割合になったという話しもあり、来年はうけなくちゃと思ったnoelでありました。
配布された乳ガンのパンフレットに触診のついて記載されていましたので書いておきます。
----------------------------------------
乳房の触診について
触診のタイミング
・生理が終わってから一週間くらいの時期
・乳房のはりや痛みがなく、やわらかい状態の時期
・閉経を迎えた方は、毎月、日にちを決めて(1日、給料日などわすれない日)
チェック1:鏡の前で見てみましょう
・両腕を上下にして正面・側面・斜めから→ひきつれ、くぼみ、乳輪の変化、乳房のへこみ湿疹はありませんか?
チェック2:触って見ましょう
・左乳房は右手で、右乳房は左手で指をそろえ、指の腹で圧迫しながらまんべんなく触ります。→しこりや硬い部分はありませんか?
チェック3:乳房や乳首をしぼってみましょう。
→分泌物、特に血液のような異常な液が出ませんか?
[いつもと変わりなし]
市町村・職場で実施する乳ガン検診(マンモグラフィ+視触診)を定期的に受けましょう。
[あれっ!? いつもと違う!?]
専門医療機関(外科または乳腺外科)を受診しましょう。
----------------------------------------
(財)岩手県対ガン協会のパンフレットより
先日書いてアップしていなかったものをこの下に続けます。
今から10年以上前の話しになる。
日帰りで温泉にいった。正確には行った先に温泉が有ったので入った。
私よりずっと年上のはなちゃんと一緒だった。
なんかのんびりした人だなと思っていた。
昼の温泉には彼女と二人だけだった。
脱衣室で脱いでいる時、はなちゃんが
「noelちゃんで良かった」っと言った。
「ええ、なんですか?」と笑って振り向くと
片方のおっぱいが無かった。
「知りませんでした」と言うと「そうだったの」と答えた。
ゆっくり湯船に浸かりながら
「何年くらい前だったのですか?」と聞いた。
「もう10年前」
「じゃあ、もう完治ですね」と言うと
「たぶんね」と話した。
「あの頃、体調悪くてこれに気が付かなかった。更年期も有ったし。」と話し始めた。
更年期始まってからの数年間ずっと具合悪くて、閉経して病気になっておっぱいも取って、すごくショックだったと。
恐怖や不安や怒りや悲しみ。大きすぎて私には想像できない。
それでもはなちゃんは意外なほどあっさり話してくれた。
こんな風に温泉の大きなお風呂に入れるようになったのも近年になってからで、やっぱり人を見るよと言った。
ずっとのんびりしている人だなと思っている人の意外な歴史を知った。
今は生きて良かったと思っていると、お陰で孫も見られたしと笑って話してくれた。
お風呂上がり、
ブラジャーの中にお団子のような物を入れた。
「これね、手作りのおっぱい。中身は古いストッキング。それが一番良いみたい」笑いながら教えてくれた。
時々しか会わない人だし、知る前もその後もはなちゃんとの関係は変わっていない。
今でも、普通に会って普通に挨拶して普通に話す。
そう言えば、ばばちゃんにもはなちゃんの病気のことは話していなかった。
秘密にして置かなければとかそんな大仰な使命感で話さないわけではなくて、話すほどのことでもないかなと思うが一番近い。
日本人女性の20人に1人が乳ガンになると聞く。
とすればいつ何時、私にもそして私の周りに起きても不思議ではない。
先日の同級生のんちゃんの死、別な同級生が同じ病気で闘病中だと後で知った。
地元のスーパーで現役の看護士をしている同級生に会った。のんちゃんが亡くなったことを伝えた。
おっぱい大きい人は特に乳ガン気を付けてねと言われた。
そう言えば今年、何も検診しなかった。深く反省!
乳ガンだけでなく、ガンだけでなく、病気はいつだってある。
私みたいにマンガのように笑いながら笑われながら生きている人間だって明日のことは分からない。
そうなったらどうすればいいかなんて考えない。その時ベストだと思うことをしていこう。
こんな田舎で、オマケにお金もない状況で、最高の医療なんて望めないだろう。
それでも、手にはいるだけの物でいい。それが天命だと信じている。
真摯に受け止め懸命生きる。それだけだ。
本当のことは起きてみないと分からない。みっともなくジタバタするかもしれない。
まあそれもありだと思う。
はなちゃんの手作りのおっぱい、私の方位磁石(コンパス)になってくれた。
画像は会場で購入したピンバッチ(¥500)
収益金は自治体へのマンモグラフィの機器の寄贈や様々な活動に活用されるそうです。
遠足の後大急ぎで帰ってきた。
もし、渋滞になったら映画会に遅れてしまうから。
映画「Mayu -ココロの星-」の映画会が地元で開催された。
某地方TV局が映画会を共催していて県内各地でこの映画の企画されて、この秋CMが流れている。
今回この企画は市の保健推進員協議会とか生活改善推進連絡協議会とか商工会議所女性部などで上映実行委員会を作ってこの日をむかえたようだ。
やはり映画の内容も相まって殆どが観客の女性。付き添いの男性がちらほら程度だった。
お話は、主人公のMayuが21才で突然乳がんになってしまいます。
病気と向き合いことが主軸になっていますが
大切な家族、恋人、友達が関わり、本当の自分との対峙
生きることの意味いろんな事が詰まっています。
21才、光り輝く中にいるときに
「9割の確率で悪性です」と言われてたら…。
機会があったら是非見てください。
原作があります。大原まゆ「おっぱいの詩」(講談社刊)
☆☆☆3.6
映画は2007年に作られたそうですがまだサイトが残っていました。
「Mayu -ココロの星-」
上映が、上記の団体が主催ですから映画の前に少し
マンモグラフィの検診の推奨や自分で出来る触診のお話もありました。
18人に1人の割合になったという話しもあり、来年はうけなくちゃと思ったnoelでありました。
配布された乳ガンのパンフレットに触診のついて記載されていましたので書いておきます。
----------------------------------------
乳房の触診について
触診のタイミング
・生理が終わってから一週間くらいの時期
・乳房のはりや痛みがなく、やわらかい状態の時期
・閉経を迎えた方は、毎月、日にちを決めて(1日、給料日などわすれない日)
チェック1:鏡の前で見てみましょう
・両腕を上下にして正面・側面・斜めから→ひきつれ、くぼみ、乳輪の変化、乳房のへこみ湿疹はありませんか?
チェック2:触って見ましょう
・左乳房は右手で、右乳房は左手で指をそろえ、指の腹で圧迫しながらまんべんなく触ります。→しこりや硬い部分はありませんか?
チェック3:乳房や乳首をしぼってみましょう。
→分泌物、特に血液のような異常な液が出ませんか?
[いつもと変わりなし]
市町村・職場で実施する乳ガン検診(マンモグラフィ+視触診)を定期的に受けましょう。
[あれっ!? いつもと違う!?]
専門医療機関(外科または乳腺外科)を受診しましょう。
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(財)岩手県対ガン協会のパンフレットより
先日書いてアップしていなかったものをこの下に続けます。
今から10年以上前の話しになる。
日帰りで温泉にいった。正確には行った先に温泉が有ったので入った。
私よりずっと年上のはなちゃんと一緒だった。
なんかのんびりした人だなと思っていた。
昼の温泉には彼女と二人だけだった。
脱衣室で脱いでいる時、はなちゃんが
「noelちゃんで良かった」っと言った。
「ええ、なんですか?」と笑って振り向くと
片方のおっぱいが無かった。
「知りませんでした」と言うと「そうだったの」と答えた。
ゆっくり湯船に浸かりながら
「何年くらい前だったのですか?」と聞いた。
「もう10年前」
「じゃあ、もう完治ですね」と言うと
「たぶんね」と話した。
「あの頃、体調悪くてこれに気が付かなかった。更年期も有ったし。」と話し始めた。
更年期始まってからの数年間ずっと具合悪くて、閉経して病気になっておっぱいも取って、すごくショックだったと。
恐怖や不安や怒りや悲しみ。大きすぎて私には想像できない。
それでもはなちゃんは意外なほどあっさり話してくれた。
こんな風に温泉の大きなお風呂に入れるようになったのも近年になってからで、やっぱり人を見るよと言った。
ずっとのんびりしている人だなと思っている人の意外な歴史を知った。
今は生きて良かったと思っていると、お陰で孫も見られたしと笑って話してくれた。
お風呂上がり、
ブラジャーの中にお団子のような物を入れた。
「これね、手作りのおっぱい。中身は古いストッキング。それが一番良いみたい」笑いながら教えてくれた。
時々しか会わない人だし、知る前もその後もはなちゃんとの関係は変わっていない。
今でも、普通に会って普通に挨拶して普通に話す。
そう言えば、ばばちゃんにもはなちゃんの病気のことは話していなかった。
秘密にして置かなければとかそんな大仰な使命感で話さないわけではなくて、話すほどのことでもないかなと思うが一番近い。
日本人女性の20人に1人が乳ガンになると聞く。
とすればいつ何時、私にもそして私の周りに起きても不思議ではない。
先日の同級生のんちゃんの死、別な同級生が同じ病気で闘病中だと後で知った。
地元のスーパーで現役の看護士をしている同級生に会った。のんちゃんが亡くなったことを伝えた。
おっぱい大きい人は特に乳ガン気を付けてねと言われた。
そう言えば今年、何も検診しなかった。深く反省!
乳ガンだけでなく、ガンだけでなく、病気はいつだってある。
私みたいにマンガのように笑いながら笑われながら生きている人間だって明日のことは分からない。
そうなったらどうすればいいかなんて考えない。その時ベストだと思うことをしていこう。
こんな田舎で、オマケにお金もない状況で、最高の医療なんて望めないだろう。
それでも、手にはいるだけの物でいい。それが天命だと信じている。
真摯に受け止め懸命生きる。それだけだ。
本当のことは起きてみないと分からない。みっともなくジタバタするかもしれない。
まあそれもありだと思う。
はなちゃんの手作りのおっぱい、私の方位磁石(コンパス)になってくれた。
画像は会場で購入したピンバッチ(¥500)
収益金は自治体へのマンモグラフィの機器の寄贈や様々な活動に活用されるそうです。
20人にひとりとは。
そういえば、わたしの姉も乳がんで手術をしました。
もう、20年くらい前になるのかしら、
忘れるほどですから。
姉はいまも健在です。
by スー (2008-11-15 15:40)
乳ガンをやった知人に薦められて以来、ときどきチェックしています。
でも乳腺がゴロゴロしてるし乳腺炎のあとが痛いし、
なーんかよく分かんないんですよねー・・・。
by rosemary (2008-11-15 21:28)
>スー様
それほど意識していない病気でしたが、今年になって気がつけば周りの何人かいることに気がつきました。
お姉様は良かったですね。
nice!ありがとうございます。
>rosemary様
私もお風呂上がりにちょっと自己流で触ったりしているのですがそれでも思い出したときなので年に数回程度でした。パンフレットを読んで触診のやり方をようやく理解できました。
自分の体を自分でいたわるって大切なことですよね。
by noel (2008-11-16 09:56)