映画「星の国から孫ふたり」 [日常と映画]
自閉症(オーティズム)のかおるを中心にした家族のお話です。
ほとんど知られていないオーティズム。オーティズムそのものやおかれている環境や知るきっかけになる良い映画でした。
作家の太田弓子はアメリカから帰国した娘夫婦には3歳になるのにオムツも取れないかおるがいた。
医師の診断で発達障害で「自閉症の疑いがあると告げられる。仕事で忙しい夫はしつけが悪いからではないかと責める。
そこにアメリカから発達障害の専門家の村井ひとみがやって来て、アメリカでの自閉症の環境を話す。
妹のらんもまた自閉症と認知されて大きなショックを受ける。
周りが自閉症についてほとんど知られていないため問題児扱いにされてしまうことが多い。
陽子の兄拓也はひとみと知り合ったことで発達障害の専門家になるための勉強を始めた。
自閉症の事を理解して受け入れてもらうために地域の人たちとの交流する活動を始める。
映画が始まる前に槙坪夛鶴子監督が、挨拶がありました。
オーティズムについて、
「そうなったときどうすればいいのかではなく、ただ分かってあげてください」
その言葉が印象に残りました。
私はMちゃんと見に行きました。前にも書きましたが彼女には入所中の重度の心身の障害を持つお子さんがいます。
お世話になった恩師に会場で会ったそうです。
私の隣の席の青年は小さな声でずっと独り言を言ったりよく分からないが歌を歌ったりしていました。
ちゃんと座っていただけでもエライ!
どんな人も受け入れられる社会であってほしいとこの映画を見てその思いを強くしました。
「ハリー・ポッター 謎のプリンス」映画 [日常と映画]
今更だが載せておこう。
日曜日、お天気が今ひとつなので外の仕事も出来ない。
それで、思い切ってよっちゃんと映画にいってきた。
何にするが悩んだがハリポタに決定!
本は全て読んでいるのでだいたいの流れは分かっているが
ハリポタは本を読んでも決して期待を裏切らない作品だ。
今回は前にも増してマグル社会にも魔法界にもヴォルデモートの影響が出て、不吉な雰囲気が映画全体を包んでいる。
いつもながら、映像は素晴らしい。
今回はトム・リドルの幼少期の話しが出てくる。
11歳と16歳のトム・リドルは不気味と言うより高貴な美しさを持っていたように思う。
トム役はこれで4人登場したことになる。
作品を見続けていると、近所のおばちゃん状態になる。
ハリーもロンもハーマオニーも大きくなっちゃってと目を細めるばかりだ。
全体を通して、暗い画面の多い中でハリー達のコイバナも見所の一つ。
ロンの初めてのガールフレンドのラベンダーは今時の女の子で可愛い!
ロンのガールフレンドの登場によって自分の気持ちに気付くハーマオニーがいじらしくて切ない。
本ではハリーのジニーへの思いはもっと強調されていたが映画はあっさりしていたように思う。
一番気になったのが、ハリーが偶然手に入れた謎の教科書の持ち主である「謎のプリンス」の扱い方が軽すぎることだ。
タイトルになるくらいだものもっと掘り下げてほしかった。
最終章に繋がる大切な事だから。
本ではなかなか想像できなかったシーン、例えばダンブルドア校長と二人で分魂箱を探しに行くシーン。
閉ざされた湖と毒を飲み続けるダンブルドアとハリーの葛藤。
マルフォイの苦悩など、苦しくて辛いシーンの多い。
十分期待を裏切らない作品になっていると思う。
☆☆☆3.9
次は2本の映画になるらしい。
最終章は分魂箱とおとぎ話が絡み合う複雑な内容なのに二つにしたら理解できるだろうか。
今からちょっと心配。
「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」映画と本 [日常と映画]
昨年の試写会でこの映画の広告を見ていたので、最初から映画化されていた事は知っていた。
読み始めたらとんでも無く面白い。
「抱腹絶倒」とはこの事だと思う。
ソファで本を読みながら大声で笑ったり吹き出している私を見てよっちゃんに「気持ち悪いヤツだな」と言われた。
可笑しくて面白くて、ブログ小説第1位は大いに納得。
作者ママチャリの高校生時代のお話である。
高2の時に赴任してきた駐在さんとママチャリとその友人達の熱きいたずらバトルのお話。
個性的なキャラクターとバカバカしいほど笑えるエピソードがぐんぐんと惹きつけていくのだ。
文章も上手い。
笑いのビタミンが足りない人はソク読んでほしい本だ。
私的には大絶賛の本。もちろん、私が読み終わると速攻によっちゃんも読んだ。
それで、DVD化されたらしいとネットで調べたのだが、レンタルビデオ屋さんに行ってもいつもレンタル中でなかなか見ること出来なかった。
よっちゃんが借りて来たつまらないDVDを返しに行くと棚に並んだ数枚の「ぼく駐」ケースににたった1枚「貸し出しOK」が!!
すぐに手にしたことは言うまでもありません。
その日は用事があったので視聴出来ず、次の日
さて、期待をして見たわけです。
ママチャリ:市原隼人
西条:石田卓也
駐在さん:佐々木蔵之介
結論から言いますと面白かったですが原作には及ばない。
まず、駐在さんの奥さんは、キャストミスでは無いでしょうか?麻生久美子さんも悪くはありませんがママチャリが見た美人のベスト3に今でも入っているくらいの美貌の持ち主で無くてはいけない。
全体的な雰囲気は出ていたのですが、西条ってもっと突き抜けてないと西条ではないです。
一番引っかかったのは、クライマックスつまり、西条とみかちゃんの花火大会です。実際は原作にはありません。このお話を美談でまとめてしまうことに違和感を覚えました。
この映画は、夏の青空のように意味もなくただスカッとすれば良いのです。変に美談をつけてしまって本来の面白さが減少してしまっている。残念です。
原作が大好きなだけにあえてきつく書きました。
☆☆☆3.5
本の中に「僕が生まれた昭和34年…」と言うくだりがあります。
つう事は同級生!!
いやちょっと嬉しくて。
ぼくたちと駐在さんの700日戦争 コレクターズ・エディション〈2枚組〉 [DVD]
- 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
- メディア: DVD
今アマゾンのリンクを入れてこの本が5まであるのことを知りました。
嬉しいな、後で調達して読まなくちゃ!!
追記
ちょっと調べたら、「ぼく駐」2に映画の花火のお話が出てくるようです。
原作には無いというは訂正しますが、「ぼく駐」1を読んで映画を見た感想だと思ってください。
続編を読んだ時はまたアップしたいと思います。
手作りのおっぱいと映画「Mayu -ココロの星-」 [日常と映画]
遠足の後大急ぎで帰ってきた。
もし、渋滞になったら映画会に遅れてしまうから。
映画「Mayu -ココロの星-」の映画会が地元で開催された。
某地方TV局が映画会を共催していて県内各地でこの映画の企画されて、この秋CMが流れている。
今回この企画は市の保健推進員協議会とか生活改善推進連絡協議会とか商工会議所女性部などで上映実行委員会を作ってこの日をむかえたようだ。
やはり映画の内容も相まって殆どが観客の女性。付き添いの男性がちらほら程度だった。
お話は、主人公のMayuが21才で突然乳がんになってしまいます。
病気と向き合いことが主軸になっていますが
大切な家族、恋人、友達が関わり、本当の自分との対峙
生きることの意味いろんな事が詰まっています。
21才、光り輝く中にいるときに
「9割の確率で悪性です」と言われてたら…。
機会があったら是非見てください。
原作があります。大原まゆ「おっぱいの詩」(講談社刊)
☆☆☆3.6
映画は2007年に作られたそうですがまだサイトが残っていました。
「Mayu -ココロの星-」
上映が、上記の団体が主催ですから映画の前に少し
マンモグラフィの検診の推奨や自分で出来る触診のお話もありました。
18人に1人の割合になったという話しもあり、来年はうけなくちゃと思ったnoelでありました。
配布された乳ガンのパンフレットに触診のついて記載されていましたので書いておきます。
----------------------------------------
乳房の触診について
触診のタイミング
・生理が終わってから一週間くらいの時期
・乳房のはりや痛みがなく、やわらかい状態の時期
・閉経を迎えた方は、毎月、日にちを決めて(1日、給料日などわすれない日)
チェック1:鏡の前で見てみましょう
・両腕を上下にして正面・側面・斜めから→ひきつれ、くぼみ、乳輪の変化、乳房のへこみ湿疹はありませんか?
チェック2:触って見ましょう
・左乳房は右手で、右乳房は左手で指をそろえ、指の腹で圧迫しながらまんべんなく触ります。→しこりや硬い部分はありませんか?
チェック3:乳房や乳首をしぼってみましょう。
→分泌物、特に血液のような異常な液が出ませんか?
[いつもと変わりなし]
市町村・職場で実施する乳ガン検診(マンモグラフィ+視触診)を定期的に受けましょう。
[あれっ!? いつもと違う!?]
専門医療機関(外科または乳腺外科)を受診しましょう。
----------------------------------------
(財)岩手県対ガン協会のパンフレットより
先日書いてアップしていなかったものをこの下に続けます。
今から10年以上前の話しになる。
日帰りで温泉にいった。正確には行った先に温泉が有ったので入った。
私よりずっと年上のはなちゃんと一緒だった。
なんかのんびりした人だなと思っていた。
昼の温泉には彼女と二人だけだった。
脱衣室で脱いでいる時、はなちゃんが
「noelちゃんで良かった」っと言った。
「ええ、なんですか?」と笑って振り向くと
片方のおっぱいが無かった。
「知りませんでした」と言うと「そうだったの」と答えた。
ゆっくり湯船に浸かりながら
「何年くらい前だったのですか?」と聞いた。
「もう10年前」
「じゃあ、もう完治ですね」と言うと
「たぶんね」と話した。
「あの頃、体調悪くてこれに気が付かなかった。更年期も有ったし。」と話し始めた。
更年期始まってからの数年間ずっと具合悪くて、閉経して病気になっておっぱいも取って、すごくショックだったと。
恐怖や不安や怒りや悲しみ。大きすぎて私には想像できない。
それでもはなちゃんは意外なほどあっさり話してくれた。
こんな風に温泉の大きなお風呂に入れるようになったのも近年になってからで、やっぱり人を見るよと言った。
ずっとのんびりしている人だなと思っている人の意外な歴史を知った。
今は生きて良かったと思っていると、お陰で孫も見られたしと笑って話してくれた。
お風呂上がり、
ブラジャーの中にお団子のような物を入れた。
「これね、手作りのおっぱい。中身は古いストッキング。それが一番良いみたい」笑いながら教えてくれた。
時々しか会わない人だし、知る前もその後もはなちゃんとの関係は変わっていない。
今でも、普通に会って普通に挨拶して普通に話す。
そう言えば、ばばちゃんにもはなちゃんの病気のことは話していなかった。
秘密にして置かなければとかそんな大仰な使命感で話さないわけではなくて、話すほどのことでもないかなと思うが一番近い。
日本人女性の20人に1人が乳ガンになると聞く。
とすればいつ何時、私にもそして私の周りに起きても不思議ではない。
先日の同級生のんちゃんの死、別な同級生が同じ病気で闘病中だと後で知った。
地元のスーパーで現役の看護士をしている同級生に会った。のんちゃんが亡くなったことを伝えた。
おっぱい大きい人は特に乳ガン気を付けてねと言われた。
そう言えば今年、何も検診しなかった。深く反省!
乳ガンだけでなく、ガンだけでなく、病気はいつだってある。
私みたいにマンガのように笑いながら笑われながら生きている人間だって明日のことは分からない。
そうなったらどうすればいいかなんて考えない。その時ベストだと思うことをしていこう。
こんな田舎で、オマケにお金もない状況で、最高の医療なんて望めないだろう。
それでも、手にはいるだけの物でいい。それが天命だと信じている。
真摯に受け止め懸命生きる。それだけだ。
本当のことは起きてみないと分からない。みっともなくジタバタするかもしれない。
まあそれもありだと思う。
はなちゃんの手作りのおっぱい、私の方位磁石(コンパス)になってくれた。
画像は会場で購入したピンバッチ(¥500)
収益金は自治体へのマンモグラフィの機器の寄贈や様々な活動に活用されるそうです。
「三本木農業高校、馬術部」試写会 [日常と映画]
仕事帰りに行ったので会場に着いたのは3分前、今回は全てがぎりぎりでした。
何度かブログに書いた、北東北を扱った雑誌ra・kraには、何度かこの映画のことが掲載されていてずっと気になっていました。
物語の舞台は青森です。
県立の農業高校の馬術部2年の菊池香苗と病気のために視力を失い欠けている馬との絆の物語です。
お話は2年の春からスタートします。1年の時から目の悪いタカラコスモ(コスモ)の世話をしていたが、
コスモはなかなか言うことをきかず、香苗も仕方なくコスモの世話をしていた。
同じ部員仲間との絆、友情。獣医との交流で少しずつ香苗も変わり始めていきます。
先輩が引退した秋、コスモは北海道に種付けのために旅立っていきます。
部活のエースとの対立、そしてそのエースの挫折。
コスモが種付けを終えて戻ってきてから、香苗は愛情を持って接するようになります。
もう「バカ馬」とは決して言わない。コスモも以前に比べるとずっと穏やかな表情を見せてくれるようになる。
冬から春へ、香苗は3年生になりました。
挫折したエースとの交流でエースも少しずつ立ち直り始めます。
そしてコスモの出産。感動のシーンです。
香苗達3年生の最後の大会、香苗はコスモと出場することを決めます。
果たして大会での香苗とコスモはいかに…
卒業までの2年間のお話です。
所々に泣けるシーンがちりばめられています。意図的に泣かそうと言うのではなくさりげない感じで。
子馬との別れのシーンとか大会のシーンとか。
今まで柳葉敏郎さんをそれほど意識はしていませんでした。なんか、どの役やっても室井慎二がその役やってる感じというか。
でも、今回は違いました。とってもナチュラルで、古賀先生の人生がちゃんとある。
柳葉さんがいたからこのお話が芯のある深い物になったと思います。
主人公を始め新人さんが多かったのですが、どの子も良かったです。
スタント無しで馬に乗って、馬と接している。
主人公の長渕文音さんは派手さのある美人さんではありませんが、ちょっと気が強くて素朴で純粋で真っ直ぐな少女そのものの美しさはありました。
きっとメイクで立派なかわいいセレブなお嬢さんになると思いますけど。
今回馬の名演技ぶりには感動しました。
始めの頃の人間に対して不信感を持っていた頃の荒々しいシーンと香苗との絆で穏やかなで子馬を気遣っているシーンとか。
馬とのシーンが多い香苗役の長渕さんは怖がるそぶりもなく極々自然で素晴らしかったです。
1年間かけてとったオール青森ロケとか、そのスケールの大きな自然も堪能してください。
同じ馬術部の陽子ちゃんどっかで見た気がしました。
あおいちゃんとイ・ジュンギさんの「初雪の恋」であおいちゃんのクラスメイトだった子でした。
脇を支えている人はちゃんとしていますから物語がぶれていない。
じんわりする良い映画でした。
ぜひ、劇場で
☆☆☆3.6
7月の徒然&映画「花より男子ファイナル」 [日常と映画]
午前中、空いた時間でママ友のブックカバーと箸入れ制作。
12時に出かける約束があったのでその通り道のママ友の所在を確かめできたてほやほやのブックカバーを届ける。
早速のお返しで私が読みたかった本数冊を貰ってくる。嬉しい!
午後は同期会のクラス単位の名簿の整理だ。
びーを迎えに行きそのままミッツの家へ行く。
ご主人がある程度作ってくれていたので、
返信ハガキに合わせて住所の確認をし、不足分を入力した。たいした時間も掛からずに終了。
後はメールでまとめ役に送るだけ。それはお願いした。
持っていった甘味を味わいながら、それから1時間はフリータイムだ。
手作りの梅ミソの話し、洋服の話し、元クラスメイトの消息の話しから話しは尽きない。
その梅ミソを一瓶ずつと実家から貰ったというお野菜も頂いてきた。
夕方からびーの誘いで某高校のサマーコンサートを見に行く。
始めていったがただ聞かせるだけでなく趣向が懲らされていて良かった。もちろん演奏も良かった。
お正月にのだめを見てクラシック含む音楽の良さを見直したけれど
プロの演奏者だけが、音楽を支えているのではなく
楽器を手にした人、その人達を応援する人たちもいるからこそなのだと感じてきた。
別な制服を着てに大きな応援をしている少女達もまた輝いていた。
ちょっと古い話だが、5日は仕事から帰って
NHKの「監査法人」を見て、後は取り立ててみたい物もなかったので
急遽、映画「花より男子 ファイナル」を見て来た。
なんと衝動的でお馬鹿なんでしょ。よっちゃんにも呆れられた。
私が見たのはレイト8時半からだったので、お姉さん達が多かった。
席も殆ど満席。レイトなのに満席はスゴイ!
この映画がヒットしている証拠だろう。
9割が女性、残りはカップルで来た彼氏。
映画はオリジナルのストリーです。
ドラマから4年後の設定でつくしと道明寺司の婚約から始まります。
そこでつくしに数百億(?)のティアラが贈られますが、そのティアラが何者かによって盗まれてしまいます。
殆ど手掛かりないつくしと司はティアラを求めてアメリカ・香港・無人島へと何者かに操られるように向かうのですが…
そこで最悪な状況の中で、お互いの存在と意味を問い直すたびになるのです。
果たしてつくしと司は幸せになれるのでしょうか…。
今回もF4の四人はカッコ良かったです。
映画版のルックスがマンガに一番近いような気がします。3年経って馴染んだんでしょうか?特に類。
松本潤君の道明寺は良かったです。少しもぶれない真っ直ぐな感じが道明寺的で。
俳優さん達はどの方も良かったです。風景もため息が出るくらいきれいでした。
アクションも迫力もありました。
ただ、ストリー的に「ありえないつーの!」です。
普通、死ぬ可能性があるのにあそこまでしないでしょう。
F4はそれぞれ進化して素敵なっています。
それだけでも見る価値はありますが、
パワーアップしてワイルドワイドになった花男をその目でお確かめください。
☆☆☆3.7
ちなみにコミック37巻が発売されました。ええ、買いました。
関係ないけど、プチ情報として「のだめ」は8月11日に新巻が発売予定です。
映画「西の魔女が死んだ」他 [日常と映画]
この頃社長が機嫌悪くて、息抜きするために休んだ。
ついでに水曜日、映画のレディスdayだったので映画を見た。
「西の魔女が死んだ」
梨木香歩原作の小説で100万部のロングセラー作品。
原作は読んでいないがタイトルはかなり前に聞いていた。
「オズの魔法使い?」が印象だったので覚えている。
中学に入ったばかりのまいは学校に行けなくなり、ママの提案で西の魔女の家で暮らすことにしたのです。
魔女とはママのママつまり英国人の祖母ことで山の中で1人で暮らしています。
そして魔女と暮らすまいの魔女修行が始まります。
魔女はいろんな事を教えてくれました。
でも、基本は
1.早寝早起きをすること
2.食事を3食しっかりとること
3.よく 運動すること
何でも自分で決めて、最後までやりとげること
とても簡単に見える修行の基本トレーニングはやってみると案外難しい。
魔女の大きな優しさの中からいくつもの大切なものを教えられ
自然の中から厳しさと喜びを知っていくのです。
感受性が強すぎて学校に行けなくなったまいが少しずつ成長していきます。
郵便配達のおじさんやお隣のゲンジさんとの関係がまいに影響を与えます。
とても良い映画でした。
優しくて暖かくて。それでいて少し悲しい。
芸達者な方々ばかりです。お見事です。
西の魔女役のサチ・パーカーさん。本当に日本語がお上手。
その優しさ溢れるまなざしと言葉はその映画のメッセージそのものでしょう。
実際の年齢は50代そこそこなのに、信じられないくらいなりきっていました。
私は(美術さんなのかな)、家と庭(山や花壇、畑や裏山まで)には感服しました。
「なんて素敵なの!」と思いましたが、あれはこの映画のために作ったものだったようで、だからあれだけイメージ通りだったのでしょう。
家の中はカントリー風で上手くまとめられていて色遣いも優しいのです。
カントリーはやりすぎると子供っぽくなりますが、まさに程よい生活感と甘すぎないチョイス。
カップ一つ、トーストを載せるお皿1枚にしても驕奢なものではなく色味を抑えた清潔感のある優しいものにしています。
そして、ハーブティが出てくるのですが
一番いい時期のカモミールやミント(たぶんスペアミント)
レモンバーブとカモミールのハーブティが飲みたくなりました。
ストロベリーのジャムを作るシーンでは、なんか魔女が薬を作っているようでいいです。
使い込んだ銅鍋もいい感じ!
そのジャムをつけて食べるトースト。こんがり具合とか音かいいのです。
無性にトースト食べたくなります。少なくとも3回は!
感激した家はオープンセットとして今見られるようです。
児童向けの小説が原作ですが、今私たちがなくしかけている何かがこの映画にはあります。
是非劇場でご覧ください。
☆☆☆3.8
「西の魔女が死んだ」
毎日、小さないいこと探しをしていることは前に書いた気がする。
それに名前を付けようと思っていたがなかなか決まらない。
「Goods」では生活小物みたいだし、考えたものは大仰過ぎた気がした。
「Thanks」しよう。おかげで、笑顔になったり優しい気持ちになれたり元気づけられたりするから。
ほんのちょっとした機微でいいのだ。見渡せばそんな事はいくつでもある。
ただ、ささくれだっていては、あるのに気付かないだけ。
小さな「thanks」を見つけられることにも感謝しよう。
ブログの最後に「thanks」を書き留めることにします。(できればこれから続けます)
***** thanks *****
1.良い映画を見た。
2.欲しかった本が見つかった。
3.車で走っていて路地で見かけたカップル。(信号で止まった時目に留まった)
たぶん二十歳前後だと思うけど、男性がお腹を抱えて笑っていた。
女の子はバックを肩に掛けて腕組みして下を向いていた。たぶん笑っていたと思う。
歩きながらお腹を抱えて笑うってどんな話しをしていたのだろう。
なんか、幸せをお裾分けして貰った。
4.薄紫からピンクに染まった夕焼けがとてもきれいだった。
「銀色のシーズン」 [日常と映画]
夫を誘って、土曜のレイトで見てきました。
ほら、「のだめ」のSPドラマがあって、それにこのCMも入っていて気になっていたものですから。
雪山のバカ3人組(城山銀/瑛太・小鳩祐治/玉山鉄二・神沼次郎/青木崇高)と
彼らを見守る人々、町の再生をかけた「雪上結婚式」プロジェクトで3日前にやってきた花嫁(綾瀬七海/田中麗奈)がおりなす物語です。
銀は元ワールドカップスキーヤーだったが大けがで5年前に引退、
それからは地元のスキー場で「雪山の便利屋」をしている。
スキー場で知り合った、祐治と次郎仲良くなり二人は銀の家に居候。町の連中は3人の傍若無人ぶりには手を焼いていた。
雪上結婚式をあげるためやってきた七海と銀が知り合い、スキーを教えることになる。
町の生き残りをかけたプロジェクトだけに周りの連中は内心ハラハラ。
さてその結末は…
3人組の関係がとっても良かった。
一緒にはしゃぐけど相手の痛いところは分かっていてべたべたするわけでもなく分かり合えている感じが。
なんと言ってもこの映画の魅力はは圧倒されるまでの雪景色と3人のスピード感あるスキーにあります。
このために3人はスキー漬けだったようです。その努力が十分画面から伝わってきました。
だって、スキーしながら水飲んだり、後ろ向きに滑ったり簡単に出来ることではないですから。
ちょっと残念なのはもっと銀が七海に惹かれていくジレンマとか未来に続く何かをつけて欲しかったな。
でもさ、あの3人町中あんな滑り方したら迷惑だからしちゃいけません!!
瑛太さん格好良かったですが、5年前のケガで受けた心の傷と言うか闇というかその部分をもう少し出してもいいかも。
その点、玉鉄さんは上手かったと思う。あと、ちりとてちんの草々役の青木さんは独特の雰囲気で良かったけど、ストリーが無くて寂しかったな。
田中麗奈ちゃんが着ていたスキーウェア可愛かった。
何も考えず見るには良いと思います。
画面見ているだけで浄化される気がします。
ラブの部分が弱めなので
☆☆☆3.5
ぜひ劇場で
追記です。
公開日当日のレイトでみたのですが、この映画はたぶん20代を中心とした若者をターゲットにしている思うのですが意外にも40代以上のカップルが数組いました。まあうちらもその中に入るとおもいますが、20年ぐらい前のスキーブームに青春を過ごした人達なんでしょうか?(私たちは違いますよ)
盛岡だけなのか分かりませんが…。
余談ですが
会場で中学の同級生ヤッチと遭遇。向こうは家族5人で。
何事にも豪快な人だったけど下の子はまだ小学生。レイトで映画?
向こうの旦那さんは9歳年下
うちの旦那さんは私の9学年上だから奥さん同志が同級生でも18歳違いすか!
「カンナさん大成功です!」 [日常と映画]
この映画は日本のマンガが原作で、韓国関係の芸能ニュースでこの映画が記録的な大ヒットになったことは知っていました。
私の好きなラブコメです。
169cm95kgのカンナ(キム・アジュン)はゴーストシンガーをしています。
プロデューサーのサンジュン(チュ・ジンモ)はそんなカンナの歌の才能は評価していました。
カンナは全てに完璧なサンジュンに思いを寄せていたのですがカンナの容姿の事で深く傷つくことを言われ姿を消します。
そして、命がけの全身の美容整形を受けて別人になり1年後に姿を現します。
デブでブスな自分を捨てて、生まれ変わったジェニーとなって。
彗星のようなジェニー出現にサンジュンさえも夢中になります。
そして捨てたはずのカンナとの狭間で苦しみます。
はたしてサンジュンとの恋の行方は…
気になっていたのは俳優さんです。
昨年、偶然見た映画「MUSAー武士ー」に出てたチュ・ジンモさん。
ええ、確かにハンサムですけど、副将軍(だったと思う)でありながら自分の無力さに気付きながら虚勢し続ける悲哀。
なんかそれが、琴線に触れたと言いますか。
ええネットで俳優さんの名前を調べました。
そしてもう1人。
BSデジタルで「海神(ヘシン)」というドラマをしていました。
我が家ではみんなハマッタくらい面白かったのですがその主人公の弟分ヨンが
思いを寄せ合うハジンとして出ていたのがこの映画の主人公のキム・アジュンさんです。
海神(ヘシン)51話中50話まではものすごく良かったので我が家でもキム・アジュンさんは身近な存在でした。
そんな訳で、この暮れの忙しい時期ではありましたが1800円を支払って見に行ったわけです。
すごく、面白かったです。
キム・アジュンさんも可愛い。海神(ヘシン)のハジンとは全くの別人です。
チュ・ジンモさんステキでした。この人、ただ外見がいいだけではなくて、そこにはちゃんと深さもあり見かけ倒しの役者さんではなかもしれないと思いました。
そのうち、きらきら団扇をもったおばさま方が空港に押しかける事なるでしょうね。
最初の占いのシーンからやられました。それが最後までずっと面白いのです。
そして驚くべきは全て吹き替えなしにキム・アジュンさんが全て歌っていると言うこと。上手いです。
韓国で月間の有料ダウンロード1位になったほどだとか。
韓ドラ韓国映画を見ている人なら、脇を固めるキャストも楽しめます。
「冬ソナ」のユジンの高校時代からの仲間とか
「チャングム」のトックおじさんとか
「パリ恋」のカン・テヨンのどうしようもないあの叔父さんとか
いつも悪役で出てくる人とか
いつもイイ味だしている刑事役の人とか
見たことがある顔が出ているのも楽しみの一つでした。
とにかく、楽しくて泣いて笑って良い映画です。
きっとお手ごろ価格のDVDになったら買ってしまうかもしれません。
それくらい面白かったです。
☆☆☆☆
デジカメ [日常と映画]
壊れてから久しい。
4年前に2万ちょっとで買った4MBのデジカメは
買った年の夏に落としてしまい2万2千円の修理が掛かった。
昨年から仕事でも使用するようになったら(カメラが足りなくて貸していた)
今年春に挙動不振になりついにカメラが起動しなくなった。
個人的にはブログにアップするか記念に1枚とか記録のために撮っているだけだ。
素敵な写真を見るとほれぼれする。上手くなりたいと切に思う。
知り合いにセミプロ級の人がいるのだが、ポイントを聞いたことがある。
「とにかく撮ること、そして大きく伸ばしてみること」と言った。
確かにいい加減な写真を大きく伸ばしても見るに堪えない。
ネットにアップする程度だから上達しないのかもしれない。
今、NHKでフォト五七五という趣味講座がある。
フォトだけでも大変なのに五七五までだと私の許容を遙かに超えている。
講座を見ているだけでいいのだ。
出演の方が撮った写真と五七五の中に込めたメッセージ。
大人のゆとりがある。なんかいい!
先日、思い切ってデジカメの修理見積もりを取った。なんと12600円。
4年も前のデジカメに12600円出すことはいかがなものか?
3日悩んだ。それでも、取りあえず直すことにした。
12600円もかけるのだからちゃんと使わなくては。
少しは、上達できるといいな。
携帯のカメラ機能でも十分使いこなしていないのに不安は大きい。
そう言えば先日
映画「ただ、君を愛してる」を見た。玉木宏さんと宮崎あおいちゃんの。
前に同じモチーフの松田龍平さんと広末涼子さんのものを見た。
今回見た方がスィートだ。あおいちゃんは可愛い。
後半、写真で出てくる大人っぽくなったあおいちゃんはドキッとするほど魅力的だ。
難を言えば玉木さんが少し軽いというか薄い感じがした。
なんか物語的に少し物足りなさがある。
小物として出てくる写真は前回の方が好みだ。
写真のことは分かりません。ただ、何となく感じるだけです。