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「三本木農業高校、馬術部」試写会 [日常と映画]

試写会のハガキが前日に届き、しかも当日の朝、郵便受けから発見。危なかったあ~!
仕事帰りに行ったので会場に着いたのは3分前、今回は全てがぎりぎりでした。

何度かブログに書いた、北東北を扱った雑誌ra・kraには、何度かこの映画のことが掲載されていてずっと気になっていました。

物語の舞台は青森です。
県立の農業高校の馬術部2年の菊池香苗と病気のために視力を失い欠けている馬との絆の物語です。
お話は2年の春からスタートします。1年の時から目の悪いタカラコスモ(コスモ)の世話をしていたが、
コスモはなかなか言うことをきかず、香苗も仕方なくコスモの世話をしていた。
同じ部員仲間との絆、友情。獣医との交流で少しずつ香苗も変わり始めていきます。
先輩が引退した秋、コスモは北海道に種付けのために旅立っていきます。
部活のエースとの対立、そしてそのエースの挫折。
コスモが種付けを終えて戻ってきてから、香苗は愛情を持って接するようになります。
もう「バカ馬」とは決して言わない。コスモも以前に比べるとずっと穏やかな表情を見せてくれるようになる。
冬から春へ、香苗は3年生になりました。
挫折したエースとの交流でエースも少しずつ立ち直り始めます。
そしてコスモの出産。感動のシーンです。
香苗達3年生の最後の大会、香苗はコスモと出場することを決めます。
果たして大会での香苗とコスモはいかに…
卒業までの2年間のお話です。

所々に泣けるシーンがちりばめられています。意図的に泣かそうと言うのではなくさりげない感じで。
子馬との別れのシーンとか大会のシーンとか。
今まで柳葉敏郎さんをそれほど意識はしていませんでした。なんか、どの役やっても室井慎二がその役やってる感じというか。
でも、今回は違いました。とってもナチュラルで、古賀先生の人生がちゃんとある。
柳葉さんがいたからこのお話が芯のある深い物になったと思います。
主人公を始め新人さんが多かったのですが、どの子も良かったです。
スタント無しで馬に乗って、馬と接している。
主人公の長渕文音さんは派手さのある美人さんではありませんが、ちょっと気が強くて素朴で純粋で真っ直ぐな少女そのものの美しさはありました。
きっとメイクで立派なかわいいセレブなお嬢さんになると思いますけど。
今回馬の名演技ぶりには感動しました。
始めの頃の人間に対して不信感を持っていた頃の荒々しいシーンと香苗との絆で穏やかなで子馬を気遣っているシーンとか。
馬とのシーンが多い香苗役の長渕さんは怖がるそぶりもなく極々自然で素晴らしかったです。
1年間かけてとったオール青森ロケとか、そのスケールの大きな自然も堪能してください。
同じ馬術部の陽子ちゃんどっかで見た気がしました。
あおいちゃんとイ・ジュンギさんの「初雪の恋」であおいちゃんのクラスメイトだった子でした。
脇を支えている人はちゃんとしていますから物語がぶれていない。
じんわりする良い映画でした。
ぜひ、劇場で
☆☆☆3.6
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GUSUKO-BUDORI

思わず見たくなってしまいました。
真っ直ぐな純粋さから遠くなったからなぁ~^^
by GUSUKO-BUDORI (2008-10-03 21:02) 

noel

>GUSUKO様
お時間がありましたら是非劇場で。青森の雄大な風景も良いですよ。
なかなか接することのない馬ですが、綺麗な生き物だなと思います。

by noel (2008-10-05 11:11) 

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