SSブログ

義母 [家族・身内]

実は、5月1日に義母が亡くなった。
4月の最後の日曜日(26日)、夫とその妹(義妹)と共にお見舞いに行ってきたばかりだった。
もう、うっすらとしか目も開けず、私たちとの会話も何となく合わせているだけの状態がここ数ヶ月続いている。
息子であるよっちゃんの事も、あれだけ一緒にいた妹さんとの会話も本人として認識しているわけではないようだ。
「また来るからそれまで元気でいてね」それが最後の会話になった。
せっかくだからと墓参りをしてその時、勢いよく雑草が萌えだしていたので草取りの真似などして帰ってきた。

それから数日後に亡くなった。
ゴールデンウィーク中だが3日火葬、4日に葬儀。
夫は早めに行き私は3日の朝に電車で向かった。

あまり、大げさにしないと言うことで、慎ましく行われた。

家族親戚が夫実家に集まり泊まったわけだが
久しぶりに泊まったせいなのか寝付けなかった。
朝方、もうこんな風にこの家で朝を迎えることも無いかもしれないと思うと目頭が熱くなった。

私が育ったのは岩手でも北西部の山深い内陸
夫の実家は沿岸の鉄の町と言われた町。
結婚した当初、夫の実家を訪れるたびにその風習・家風の違いに驚いた。

昔、鉄の町が隆盛を馳せていたとき、義母の父(夫の祖父)が
その勢いに同調した時期もあったらしい。
義母の姉弟たちなど親戚の方々は立派で格式もある。

私はそれが新鮮に映った。
向こうからすると世間知らずで風変わりな突飛な次男の嫁であったろう。
離れていたので、私は価値観や風習の違いも面白いで済んだが
一緒に暮らす長男の嫁(義姉)にしてみれば
苦労と苦痛の連続なっだに違いない。
栄枯盛衰、夫達の世代は商売にしても皆大変だ。
母達の輝かしい過去の歴史に基づいた格式を維持するのは大変な事になってきているようだ。

いつか時間があったらまた義母のたちの事も書きたいと思っている。

義母が亡くなり、また一つ何かが終わった気がする。
タグ:義母
nice!(0)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 6

satoko

お悔やみ申し上げます。
寂しくなりますね。お疲れで体調崩されませぬ様にお気をつけ下さい。
by satoko (2009-05-15 22:44) 

noel

>satoko様
もう通常モードになっていますが、お盆とか何か有るたびに思い出すでしょう。ありがとうございます。

by noel (2009-05-15 23:10) 

Sho

お悔やみ申し上げます。
noelさんも、どうぞご自愛ください。
by Sho (2009-05-17 08:58) 

夜中の人

お悔やみ申し上げます。大変でしたね。お別れは悲しくて寂しくて・・。お疲れがでませんようにお祈り申し上げます。
by 夜中の人 (2009-05-21 23:43) 

グスコーブドリ

すっかりご無沙汰してしまいました…
一人去り二人去りと人生は別れの繰り返しですね。
でも…同じくらいの出会いもきっとあるはずだから^^

by グスコーブドリ (2009-05-23 21:09) 

noel

>Sho様
ありがとうございます。


>夜中の人様
私より夫の方が寂しいでしょうね。顔には出していませんが。
ありがとうございます。


>グスコーブドリ様
ご訪問ありがとうございます。復活嬉しいです。新しい森にもお邪魔します。
by noel (2009-06-01 09:40) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

玄米ご飯半世紀 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。